更年期障害について
皆さんは『女性の更年期』というと、どんなイメージをお持ちですか?
イライラして怒りっぽい中年女性とか、のぼせて暑い暑いと汗をふいている女性・・・
できれば更年期になりたくないなあ・・・などなど。ちょっと良くないイメージでしょうか。
私も婦人科医の立場でいながら若い頃は、できれば『更年期』になりたくない
とか、
自分がひどい更年期障害になったら困るなあ・・と思っていました。
また、更年期の患者さんが来られると、『どうしよう、話が長いし、どう対応していいかわからない』と困っていました。
しかし『思春期』と同じく『更年期』(メノポーズ)は誰にでもめぐって来るのです。
医学的には、女性の場合、閉経前後の5年間を更年期といいます。
閉経は1年間以上月経が来ないことであり、日本人の平均は50歳です。
したがって個人差がありますが平均閉経年齢からすると45歳から55歳くらいの時期が『更年期』にあたります。
しかし『更年期』が皆がきついとは限りません。何ともない方もいれば、家事や仕事もできない程きつい人もいます。
女性ホルモンの低下・本人の性質・社会的家庭的な環境の3つの因子によって、更年期のつらい症状は、出ることがわかっています。
『更年期』についてよく知る事によって、人生の折り返し地点であるこの時期を楽しく有意義に過ごしていきましょう。
(院長:高宮城直子)
Posted by
Naoko女性クリニック
at
2016年02月04日
18:43
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